紙粘土 FIGURE
ボディーと頭部の補修
*紙粘土ハカイダー*

今回はボディーと頭部の補修です。

このハカイダーというキャラクターは、細かなパーツ部も少なく身に付けている付属アイテムもショットガンのみと、、造形としては比較的簡単に作れる部類です。

竹谷デザイン・ハカイダーは、ミカエルを踏みつけている台座と一体製作していて、ハカイダーの本体サイズはハッキリとは分らないまま作った粘土細工です。

現物を見た事が無いので詳細は解らないのですが、実物は1/4スケールという事なので一応それに合わせたつもりですが、個人的な判断で、ハカイダーの身長は2メートルもあれば迫力があるだろうと勝手に設定し、その1/4スケール(全高50cm)で製作してみました。

それなりに大きく、ボディーに厚みがあるので変色はあるものの、長年放置していた状態でも破損や変形した箇所も少なく、全体的にザット紙ヤスリを掛けて終了します。

紙粘土細工をしている方の参考になる所は無いと思うので、画像だけでもサッと眺めてみて下さい。


ボディーの補修から~

ボディー補修_1750

塗装仕上げならば問題は無いのですが、素材のまま完成とする場合は紙粘土や石粉粘土、その他の水溶性粘土に染込んだ汚れや染みは、深めに削り取るしか方法は有りません。

また、新しい粘土を新たに盛り付けても、ある程度厚みを持たせないと硬化後に汚れが表面に染み出て来る場合も多々あるので、厚みを出したくない箇所の汚れ修正は全て削り取り、新たに作り直した方が早いと思います。

いくら念入りにヤスリを掛けをしたとしても、変色してしまった箇所が完全に削り取れる訳ではなく、ぼかす程度の補修しかできませんが、このまま進めます。

ボディー補修_1749

ボディー補修の序に足の方も少々ヤスリ掛け。敢えて変色部分も適度に残して補修完了としました。

樹脂粘土と違い紙粘土造型なので、素体の表面は決して滑らかとは言えないのですが、紙粘土独特の粗さが好きで未塗装の原型をディスプレイしたいのですが、飾るスペースも無い家なので、ディスプレイと言うより型取りが終わった物から順に箱に詰め込んで収納が現状です。

石粉粘土を使えばもう少し彫刻らしく作れると思うのですが、折れた場合など修復が難しい素材のため、現在は使っていません。

その代りにと言うか?石粉粘土の代替えとして、目の細かな紙粘土を表面仕上として使っています。

現在製作している殆どの造形は、一般的な粗目の紙粘土で大部分を造り上げ、表面を0.2~0.3mm程度に目の細かい粘土を盛り付けて仕上ています。

ヤスリ掛けも、数回に分けて目の粗い物から順に掛けていけば、紙粘土特有の毛羽たちも気にならない程度に成りますので、紙粘土の表面を滑らかにしたい場合は、根気よいヤスリ掛けをお薦めします。

続いて頭部の補修に移ります。

ヘッド補修_1751

“竹谷・ハカイダー”は原作通り「脳」そのモノを造型しています。竹谷さんや竹谷ファンの方々には申し訳ないのですが、少しオリジナルを追加させて戴きました。(ごめんなさい)

人造人間らしさを出す為に、脳を造型しつも機械的なパーツも追加してしまいました。

細いパーツだけに破損が激しい箇所。

細く伸ばした紙粘土を一度硬化させ、再度水分を含ませて柔らかくし、配線部に見えるように組み合わせながら水で溶いた紙粘土を接着剤代わりに取り付けたものです。

破損した部分を全て撤去し、改めて作り直した所が殆どなので、少々修復に時間が掛かってしまいました。

紙粘土、石粉粘土など水分を含んだ粘土の場合、この様な細いパーツを作る時には柔らかい粘土をそのまま使うより、いちど硬化させてから紙ヤスリ等で表面を整えて、もう一度水分を含ませてソフトな状態にしてから使った方が綺麗に造形できますよ。

硬化後に水分を含ませるので粘土の収縮も少なく、硬化と共に粘土の痩せが気になると言う事も殆ど無く、その後の造形も楽です。

ヘッド補修_1752

続いて「ハカイダー」のヘッドカバー?制作。

原作や、実写映像などを観た事がある方ならご存知かと思いますが、「キカイダー」も「ハカイダー」も頭部がクリアー素材で覆われていて、内部が透けて見える様な感じになっているのですが、紙粘土で造形しても透けて見ええるワケもなく。。。

塩ビかエポキシ樹脂などを使用した方が表現的にも良いのですが、あいにく手元に材料が無くて…このパーツだけの為に材料を買いに行くのも面倒なので、多少は透き通って見えるかも?しれない材料が残っていたので、お試しで使ってみました。

「フラワー・クレイ」や「スイーツ・クレイ」等でお馴染みの“樹脂粘土”(オーブン・クレイでは無く自然硬化する樹脂粘土)が少し残っていたので、代わりには成らないと解っていましたが使ってみました。





ヘッドカバー_1784

油粘土でハカイダーの頭部サイズより一回り大きなベースを作り、樹脂粘土の収縮を想定しながら薄く延ばした樹脂粘土を被せて成型しています。

ある程度樹脂粘土が乾いてきたら、ハカイダー本体の頭部に合わせて余分な部分をカットするので、大きさもそうですが内部も深めに作っています。

完成したヘッドカバーが大き過ぎる場合は、内側に薄く延ばした粘土を新たに貼り付けて複製を取れば、一回り小さな物が出来ます。

逆に小さすぎた場合は、上記の逆で仕上がったパーツの上から同じく薄く延ばした粘土を被せれば、一回り大きな物ができます。

樹脂粘土の場合は紙粘土と違い、水に浸せば元通り!とは行かないので、失敗しただけ無駄になってしまうので、ある程度経験も必要に成って来る所かも知れません。

使い慣れた粘土ならば、それなりに収縮加減は感覚で予測出来るように成って来るのですが、暫く粘土を触っていないだけで、その感覚も失われてしまいます。ですので、未だに失敗が尽きないのが現状です。

水溶性の粘土なら失敗しても再利用が可能ですが、樹脂粘土系は難しいですね。。。

ヘッドカバー_1785

以前記述したかも知れませんが、紙粘土を再利用する場合は、硬化してしまったモノを水の中に暫く浸して置くだけで元の柔らかい状態に戻ります。

柔らかくはなるのですが、一度硬化した紙粘土は粘着成分が揮発してしまい水に浸しただけでは、元通りとは行きません。

水に浸して柔らかくなった紙粘土に、水性ノリ(洗濯ノリや工作用のノリ)を水で薄く溶いた物を継ぎ足してカクハンしてやれば、復活しますよ。

2~400gの粘土量なら小さじ半分から一杯分。一度に沢山の糊を入れてしまうとネバネバに成ってしまうので、加減しながら入れて下さい。

壊れてしまった造形物に限らず、カッターやヤスリ掛けをした後の削りカスも再利用出来るので、廃棄するモノは殆ど出ないのが紙粘土の好い所です。

ヘッドカバー_1786

樹脂粘土が硬化したら、本体の頭に合わせ、はみ出している部分をマーキング。伸びシロを考え少し深めに制作したので、要らない部分をハサミでカットしていきます。

ヘッドカバーを樹脂粘土(フラワー・クレイ)で作ってみたものの、やはりエポキシの代替えとは成らず、イメージしていた感じと懸け離れた感じになりチョッとがっかり。

70ハカイダー_1814

それ程期待はしていなかったのですが、全く透けた感じには見えません。(試してみたかっただけなので、仕方がないのですが…)

クリアーなパーツを表現する場合は塩ビやエポキシ樹脂を使った方が正解、と言う結果に成りました!

レジンに置き換えてしまえば塗装仕上げもするのですが、この作品は長期に渡り制作して来た物で個人的に思い入れもあって、シリコン型を取ってしまった後も、少々手直しして未塗装のまま保存するつもり。

この粘土細工に限らず、他の紙粘土“原型”も、シリコン型を取った後は、未塗装のままディスプレイしたり保存したりしています。


次回は右腕と一体化した形状で造形した「ミカエル」?の補修です。


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